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Rhino APIの種類と特徴:選び方と活用法

1. はじめに

Rhino APIとは?

Rhino APIを使うことで、スクリプトやプログラムを通じてRhinoの機能を拡張し、自動化やカスタマイズが可能になります。

どんな開発が可能か

Rhino APIを活用すると、以下のような開発が可能になります。

  • モデリング作業の自動化
  • 独自のプラグインやスクリプトの作成
  • クラウドを活用した計算処理
  • Webアプリケーションとの連携

Rhino API References

Rhino および Grasshopper の API プログラマー リファレンス。

Rhino,Grasshopper関連

  • 概要: Rhinoの本体やGrasshopperを直接操作するAPI群。
  • 用途: プラグイン開発、スクリプト作成、パラメトリックデザインの拡張。
  • 特徴: 高機能だが、Rhinoがインストールされている環境が必要。
RhinoCommon .NETベースの主要API
Rhino.Python RhinoScriptSyntaxRhinoScriptSyntax: Python用API
Grasshopper Grasshopper用API
RhinoScript (Rhino for Windows) Windows向けVBScript API
C++ API Docs (Rhino for Windows) Windows向けC++ API
Eto.Forms クロスプラットフォームUIフレームワーク

RhinoCompute(クラウドAPI)

  • 概要: Rhinoの機能をクラウド上で実行するためのAPI。
  • 用途: Webアプリやクラウド環境からRhinoの計算機能を利用。
  • 特徴: Rhinoをインストールせずにリモートで処理可能だが、サーバー設定が必要。
compute_rhino3d (python client library for compute.rhino3d) Python用クライアントライブラリ
compute.rhino3d.js (javascript client library for compute.rhino3d) JavaScript用クライアントライブラリ

rhino3dm(軽量ライブラリ)

  • 概要: Rhinoの3Dデータを処理するための軽量ライブラリ。
  • 用途: Rhinoのジオメトリを読み書きし、外部アプリで利用。
  • 特徴: Rhinoなしで動作可能だが、高度なモデリング機能はない。
rhino3dm functionality in .NET.NET向け
rhino3dm.py (python) Python向け
rhino3dm.js (javascript) JavaScript向け

2. Rhino APIの種類と特徴

2.1 RhinoCommon (.NET向け主要API)

RhinoCommonは、C#やVB.NETを使ってRhinoの機能を拡張するための主要なAPIです。

  • 特徴
    • Rhinoのほぼ全ての機能を制御可能
    • Rhinoプラグインの開発に適している
    • WindowsとMacの両方で動作

2.2 Rhino.Python & RhinoScriptSyntax (Python用API)

Pythonを使ってRhinoを制御するためのAPIで、スクリプトを手軽に作成できます。

  • Rhino.Python
    • フル機能のPython環境でRhinoを操作
    • RhinoCommonを利用できる
  • RhinoScriptSyntax
    • RhinoScriptと似た簡単な構文で記述可能
    • 初心者向け

2.3 Grasshopper API (Grasshopper用)

Grasshopperはビジュアルプログラミング環境であり、そのAPIを使ってカスタムコンポーネントやスクリプトを作成できます。

  • 特徴
    • C#やPythonでカスタムノードを作成可能
    • Rhinoとの連携が容易

2.4 RhinoScript (Windows向けスクリプトAPI)

RhinoScriptは、Windows版Rhino向けのVBScriptベースのAPIです。

  • 特徴
    • 簡単なスクリプト作成が可能
    • ただし、.NETやPythonのAPIに比べて機能が限定的

2.5 C++ API (Windows向け)

Windows版Rhinoでは、C++を使った高度な開発も可能です。

  • 特徴
    • 高速で低レベルなアクセスが可能
    • Rhinoプラグインの開発に最適
    • 他のAPIより学習コストが高い

2.6 Eto.Forms (UI開発向け)

Eto.Formsは、クロスプラットフォーム対応のUIフレームワークで、Rhinoのプラグイン開発で使用できます。

  • 特徴
    • WindowsとMacの両方で動作
    • シンプルなコードでUIを作成可能

3. RhinoCompute: クラウドでの処理

RhinoComputeは、クラウド上でRhinoの計算処理を実行できるAPIです。Webアプリケーションやクラウド環境でRhinoの機能を利用する場合に適しています。

3.1 compute_rhino3d (Python向け)

Python用のクライアントライブラリで、RhinoComputeサーバーと通信して処理を実行できます。

  • 特徴
    • Python環境でRhinoの機能を利用可能
    • クラウドベースでの計算処理を実行

3.2 compute.rhino3d.js (JavaScript向け)

JavaScript用のクライアントライブラリで、WebアプリケーションからRhinoComputeを利用できます。

  • 特徴
    • WebブラウザやNode.js環境で動作
    • Rhinoのモデリング機能をWeb上で活用可能

4. rhino3dm: 軽量ライブラリ

rhino3dmは、Rhinoをインストールせずに3Dデータを扱うための軽量ライブラリです。Rhinoファイルの読み書きや基本的なジオメトリ操作が可能です。

4.1 rhino3dm (.NET, Python, JavaScript)

.NET、Python、JavaScriptそれぞれの環境で利用可能なライブラリです。

  • 特徴
    • Rhino本体がなくても動作可能
    • 3Dデータの読み書きが可能
    • Rhinoのフル機能は使えないが、簡単なジオメトリ操作には便利

4.2 rhino3dm.py (Python向け)

Pythonでrhino3dmを使うことで、Rhinoのジオメトリデータを簡単に扱えます。

  • 用途
    • Rhinoファイルの読み書き
    • 3Dモデルの基本操作

4.3 rhino3dm.js (JavaScript向け)

JavaScript環境でRhinoのデータを扱うためのライブラリです。

  • 用途
    • Webアプリケーション上で3Dデータを処理
    • Rhinoのジオメトリを可視化

5.Rhino APIの種類と特徴 比較表

API名言語用途特徴Rhino本体 必要性
RhinoCommonC#, VB.NETRhinoプラグイン開発最も強力なAPI、Rhino内部機能をフル活用必要
Rhino.Python & RhinoScriptSyntaxPythonスクリプト作成RhinoCommonを簡単に操作できるPythonラッパー必要
Grasshopper APIC#, VB.NET, PythonGrasshopper拡張Grasshopper用のカスタムコンポーネント開発必要
RhinoScriptVBScriptWindows向けスクリプトRhinoの自動化に特化、古いが簡単に使える必要
C++ APIC++高速な拡張機能ネイティブコードでRhinoと連携、最も低レベル必要
Eto.FormsC#, VB.NET, PythonUI開発Rhino用のクロスプラットフォームUIフレームワーク必要
RhinoComputeREST APIクラウド処理Rhinoの計算をクラウドで実行不要
compute_rhino3dPythonRhinoCompute用クライアントPythonからRhinoComputeを操作不要
compute.rhino3d.jsJavaScriptRhinoCompute用クライアントWebアプリでRhinoComputeを利用不要
rhino3dm.NET, Python, JavaScript3Dデータ処理Rhinoなしで3DMファイルを操作可能不要

ポイント

  • Rhino本体が必要なAPI: RhinoCommon, Rhino.Python, Grasshopper API など。
  • Rhino本体が不要なAPI: RhinoCompute, rhino3dm など(クラウド・軽量ライブラリ)。
  • 初心者向け: RhinoScript, Rhino.Python(シンプルで導入しやすい)。
  • 上級者向け: C++ API, RhinoCommon(高速・高度な開発が可能)。

6.どのAPIを選ぶべきか?

6.1 初心者向け(簡単に試したい・スクリプト作成)

Rhino.Python & RhinoScriptSyntax

  • Rhino上でPythonを使って簡単にスクリプトを実行できる
  • RhinoCommonの機能を手軽に利用可能

RhinoScript (Windows専用)

  • 簡単な自動化スクリプトを作りたい場合に便利(ただし古い)

6.2 プラグイン開発・高度なカスタマイズ

RhinoCommon (.NET向け)

  • Rhinoのすべての機能にアクセス可能
  • C# / VB.NET で本格的なプラグイン開発が可能

C++ API

  • Rhinoの内部処理と直接連携できる最速のAPI
  • 高速な処理や大規模なカスタマイズが必要な場合に最適

6.3 Grasshopper向け開発

Grasshopper API

  • Grasshopperのカスタムコンポーネントや拡張機能を開発

6.4 Webアプリ・クラウド連携

RhinoCompute (クラウド計算)

  • Rhino本体を持たずに計算をクラウド上で実行
  • Webアプリや外部システムとRhinoを連携させたい場合

compute_rhino3d (Python) / compute.rhino3d.js (JavaScript)

  • RhinoComputeをPythonやJavaScriptから操作可能

6.5 3Dデータの処理・Rhinoなしで利用

rhino3dm (.NET, Python, JavaScript)

  • Rhinoをインストールせずに3DMファイルを操作可能
  • 軽量なデータ処理やWebアプリでの活用に最適

ポイント

  • 手軽にスクリプトを試すRhino.Python
  • プラグインを作るRhinoCommon (C#)
  • Webアプリやクラウド処理RhinoCompute
  • Rhinoなしで3Dデータを扱うrhino3dm

まとめ:Rhino APIの選び方と本サイトの活用方針

RhinoとGrasshopperには多くのAPIがありますが、本サイトでは特にWebアプリ開発との連携を重視し、RhinoComputeと**rhino3dm(Python・JavaScript)**を活用していきます。RhinoComputeを使えば、クラウド上でRhinoの機能を実行でき、Webアプリや外部システムと連携が可能です。さらに、rhino3dmを利用することで、Rhino本体がなくても3DMファイルの操作や3Dデータの処理を行うことができます。

また、RhinocerosやGrasshopperのアプリ上で機能するRhino.Python、RhinoScriptSyntax、RhinoScript、Grasshopper APIについても触れていきます。これらを活用すれば、スクリプトを用いた自動化や、Grasshopperのカスタムコンポーネント開発が可能になります。

本サイトを通じて、RhinoのAPIを活用したWebアプリ開発やスクリプト作成の基礎を学び、効率的なデザインワークフローを実現していきましょう。

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