Rhino.ComputeとShapeDiverの概要
Rhino.ComputeとShapeDiverはどちらも、RhinoやGrasshopperの機能を活用してWebアプリを構築・運用するための強力なツールです。しかし、それぞれの課金体系や利用方法には明確な違いがあります。
- Rhino.Computeは、サーバー上でGrasshopperやRhinoの計算を実行するサービス。計算リクエストの処理時間に基づいて課金されます。
- ShapeDiverは、Grasshopperモデルをホストし、クラウド上で計算を行うプラットフォーム。サブスクリプション制やモデルの利用量に応じた課金が一般的です。
Rhino.Computeの課金システム
CPUコア数と利用時間に基づく料金
Rhino.Computeは「コア時間課金」という仕組みを採用しており、使用したサーバーのCPUコア数と稼働時間に応じて費用が発生します。
- 料金レート:$0.10/コア時間
- 例:6コアのサーバーを1時間使用 → $0.60(約90円)
1分あたりの利用料
1分あたりの課金は以下の通りです:
- $0.10 ÷ 60分 × 6コア = $0.01(約1.5円)
費用が発生するタイミング
- Grasshopper計算処理が実行されている間のみ課金されます。
- アプリを開いているだけでは料金は発生しません。
ShapeDiverの課金システム
利用料金の特徴
ShapeDiverは主に以下の要素に基づいて課金が行われます:
- サブスクリプションプラン:月額料金制(例:スタンダードプラン、プロフェッショナルプランなど)。
- APIリクエスト数:モデルの利用頻度に応じた追加課金が発生することがあります。
- クラウドリソース:計算負荷が高いモデルでは、追加料金が発生する場合があります。
Rhino.Computeとの違い
- 課金基準
- Rhino.Compute:サーバーの稼働時間とコア数で課金。
- ShapeDiver:月額制+利用頻度による追加課金。
- インフラ管理
- Rhino.Compute:ユーザーが自前のサーバーを用意し運用。
- ShapeDiver:クラウド環境が提供されるため、サーバー管理が不要。
- スケーラビリティ
- ShapeDiverはクラウド基盤を利用しているため、大規模な利用にも柔軟に対応可能。
利用シナリオ別の費用比較
ケース1:小規模な利用(月100時間、6コア)
- Rhino.Compute
- $0.10 × 6コア × 100時間 = $60(約9,000円)
- ShapeDiver
- スタンダードプラン:約$99(約15,000円)
ケース2:大規模な利用(月300時間、20コア相当)
- Rhino.Compute
- $0.10 × 20コア × 300時間 = $600(約90,000円)
- ShapeDiver
- プロフェッショナルプラン+追加課金:約$800(約120,000円)
5. コスト最適化のためのヒント
Rhino.Computeを活用する場合
- 短時間で効率的に計算を完了する設計
不要な計算リクエストを最小限に抑える工夫をしましょう。 - サーバーリソースの最適化
コア数と稼働時間を必要最小限に設定し、余計なコストを抑えます。
ShapeDiverを活用する場合
- 適切なプランを選択
モデル利用頻度に合わせたサブスクリプションプランを選ぶことで、無駄な費用を削減できます。 - モデルの軽量化
高負荷な計算を避け、必要最小限のパラメーターでモデルを設計します。
まとめ
Rhino.ComputeとShapeDiverは、それぞれに強みと課金体系の特徴があります。小規模なプロジェクトや独自のインフラ管理を希望する場合はRhino.Computeが適しており、大規模な利用や手軽なクラウド環境を求める場合はShapeDiverが便利です。プロジェクトの規模やニーズに応じて、最適な選択をすることが重要です。